ディソシエイト

辛い体験をプラスに

辛い経験や体験に気持ちが縛られている、そんな状態から抜け出す方法

メンタルヘルス講座第6回目は「その状態からぬける」と言うテーマでお送りします。

然ですが、今となっては笑い話となるような失敗談やつらい経験はありませんか?おそらく、誰しもいくつかのそのような経験はあるのではないでしょうか。ご注意頂きたいのは、今でも思い出すとつらい、そんな重い経験ではないですよ、あくまでも「今となっては笑い話となるような」経験談です。

きっと今となっては笑い話となるような経験談であっても、当時はつらかったり、悲しかったりしていたのではないかと思います。

では、当時と今とでのこの気持ちの違いはどこから来ているのでしょうか。

当然、時間の経過に伴う違いはあります。そしてもう一つ忘れがちになるのが、当時はどっぷりその出来事に‘浸かって’いたのと、今では、その出来事を‘外部’から見ていることです。

私たちが体験している出来事に「どっぷりと浸かっている」状態ですとその時の感情にも「どっぷりと浸かっている」状態になります。

そして辛い、悲しい感情が強ければ強いほど他のことが考えられなくなります。

に、今体験している出来事を「他人事のように」、つまり外部から客観的に見ているかのようにすると、感情が薄れます。感情に支配されなければ、「次にどのようにすればよいのか?」などと打開策や解決策へと思考が回るでしょう。また、時にはポジティブ方面へとその出来事を捉えることも可能になります。「これをチャンスに変えるにはどうする?」とのように。

では、どうすれば今起きている出来事を客観視できるのでしょう?

ディソシエイトその方法は、簡単!自分から、ちょっとその状態から抜け出すことをすればいいのです。

「そんな簡単に言うけど」なんてお言葉が返ってきそうですが、実はそれほど難しいことでもないので、もうちょっとお付合いください。

実はこれを、専門用語では「ディソシエイトする」と言います。

例えば、自分の身体から幽体離脱するかのようにして抜け出し、相手や自分の尊敬する人や第3者になったかの様に自分を見つめ直します。

部屋にいるのでしたら、部屋の天井から自分自身を見ているかのようにイメージします。自分の目で周りを見ているのではなく、自分自身を誰かの目や画面を通して見ているかのようにイメージします。

そうすることによって感情が薄れたり、感覚が変わったりしたら、ディソシエイト成功です。

すぐにできなくとも大丈夫。練習をつめば誰でもできるようになります。

お母さん力講座での動画にも、「怒り」から「ぬけ出す」方法を少しお話ししています。(※お母さん力講座の動画は下記よりご覧ください。

お母さん力講座


  更に辛い経験から抜け出す方法

また、過去のつらい経験から「ぬけ出す」体験もあります。

私にも、過去にとてもつらい経験をしたことがありました。

その時に言われたことや起こされた行動に対してイライラして、ついに怒りがこみ上げた覚えがあります。

そしてそれを思い出すたびに胸が痛みました。

まだ、その出来事を思い出す度に当時の感情が湧き上がっていました。

そこで、自分を抜け出すことをしました。


自分の身体から幽体離脱するかのように抜け出し、勇気をだして相手になったかの様にイメージしました。そして、当時の私を見ました。

するとその時、気づくことができたんです。

自分自身も相手にとって怖い存在であり、相手につらく当たっていたのだと気づきました。

そしたら、感情が薄れて、胸の痛みも取れました。今では、その出来事によって私は少し成長をしたのだと思うようになり、感謝すらできるようになりました。

このように、「その状態からぬける」(ディソシエイトする)ことが自分で意識してできるようになると、つらい、悲しい、などの嫌な感情からもぬけだしやすくなります。

さまざまな出来事に対して自分で感情コントロールして対処できるようになるとより楽しく、軽やかな気分で毎日を送れるようになるかと思いますし、私もそう感じています。ぜひ、一度、試してみてください。

福田美智江

福田美智江プロフィール

メンタルヘルスに戻る