焦点化

焦点の当て方

あなたが望む幸せなイメージでいっぱいにしてください。

メンタルヘルス講座第2回目は「焦点の当て方」というテーマでお届けします。

回の「今を生きる」の中に「身体に痛み、不調、ストレスや嫌な感情がある時は、過去の楽しかったことや嬉しかったことは思い浮かべにくいし、思い浮かばないこともあるでしょう。」と紹介しましたが、それは「なぜ?」と思われた方もいらしたんではないでしょうか。

このことを理解するにあたって、脳の特徴を少し説明した方がよいかと思いまので、できるだけ分かりやすくお伝えしておきたいと思います。

私たちの脳には様々な特徴ががあるのはご存知の通りです。

その一つに「焦点化の原則」というのがあります。

脳は、「意識」は、2つ以上のことに焦点をあてることが苦手で、一つのことにしか焦点をあてることができません。

例えば悲しんでいる時に嬉しい記憶を思い出すことはできないです。

怒っている時におもしろかった記憶を思い出すことができないです。

本を読んでいる時に大事な会話を交わすことはできないでしょう?これと同じなんです。

ですから、最初に取り上げた前回の文章のように、今の状態が思わしくなければ、意識はそんな状態に焦点をあて、楽しかった記憶や嬉しかった記憶を思い出すことができないんです。

では、ここで一つ実験をしてみましょう。

靴とバックでは、参ります。

周りを見ずに次の質問を読み、すぐに目を閉じください。

準備は良いですか?

周りを見ずに次の質問を読み、すぐに目を閉じください。


「この部屋に赤色のモノはいくつありますか?」


目を開けて、周りを見渡しました?

この質問を読む前に赤色のモノに意識は向いていましたか?

きっと質問を読んだ途端、赤色に焦点があたり、赤色のモノをより「見える」ようになったのではないでしょうか。

それまでは、目で見ていたけど、意識はしていなかったのではないでしょうか。

自分がほしい、買いたいと思った車やハンドバックがある時、街の中にその車やハンドバックをよく見かけるようになる、そんな経験をしたことはありませんか。

私にとって、あちらこちらで黄色いランドセルを見かけるようになったのは、私の子どもが小学校1年生の時でした。

と言いますのは、小学校1年生だけがランドセルに黄色いカバーをかけることになっていたので、黄色いカバーのランドセルがやたら目につく時期でした。今では、全く気が付きません(笑)。

これが「焦点化の原則」です。

あなたはどちらに焦点をあてていますか?

楽しい、おもしろい、学びのある、成功した、幸せなことがら? それとも、悲しい、つらい、失敗した、不安なことがら?

実は、楽天的な人は失敗や不安な記憶を思い出すことが苦手で、悲観的な人は楽しい、成功した記憶を思い出すことが苦手なだけなのです。

あなたはどちらに焦点をあてていきたいですか?

焦点の当て方は簡単です。自分に質問を投げかけてください。

「これからどんな楽しいことが起こるのでしょう?」

「どんな幸せがあるでしょう?」

メンタルヘルス講座 担当 福田美智江でした。

福田美智江

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