コミュニケーション・タイプ

タイプ別コミュニケーション

タイプによる優劣はございませんが

メンタルヘルス講座第5回目は「タイプ別コミュニケーション」です。

伝えたいことが相手にすぐに伝わるのは日本人同士であれば当たり前と思われがちですね。

その中で、なかなか伝えたことが伝わらなかったり、相手が自分と同じ反応を示さなかったりすると不信が募り、ストレスに繋がっていきます。親密な関係は築きにくく、人間関係も上手くいかなくなることもあります。

この前提となる考え方は、コミュニケーションにおいて、日本人同士なら「みんな同じ」と思ってしまっていることが原因です。

お気づきの方も少なくない通り、実はその逆で、日本人(同民族)であっても「人はそれぞれ違う」と言う考え方がコミュニケーションという分野でも当てはまります。

簡単に言いますと「タイプによってコミュニケーションの取り方は違ってくる」ということなのです。

一般的に「タイプ」と聞くと血液型を思い浮かべる方が多いでしょう。

こちらの講座では、コミュニケーションに用いられる「優位感覚」別による3つのタイプを紹介します。

私たちは五感を通して物事を認識しています。

いて、見て、嗅いで、味わって、触って感じて、物事の情報をとりいれています。そして、右利きや左利きと言うように私たちには「利き感覚」があるのです。どの感覚を優位に使っているのかが「優位感覚」であり、それぞれの特徴に分かれてきます。

ちょっと試してみましょう。

あなたは「雨」と聞いたら何を最初に思い浮かべますか、感じますか?

雨が降っている「情景」が思い浮かぶ方、雨の「音」が思い浮かぶ方、雨のにおいやじめじめした「感覚」を感じてくる方もいるかと思います。

雨が降っている情景が思い浮かぶ方や何らかの映像や景色が見えた方は視覚優位といえます。

それに対して、雨の音や何らかの音が先に聞こえてきた方は聴覚優位となり、そして雨のにおいやじめじめした感覚や身体で感覚を感じた方は体感覚優位と言ったようなタイプ分けが可能になります。

それぞれの感覚優位でしょうといって断言はできません。なぜならば、人によっては一つの感覚が飛びぬけて優位になっていることもあれば、二つの感覚が優位になっている方もあれば、3つともバランスよく使っている人もいます。

覚優位の方は目から入る情報で理解します。映像を見ながら話をしますので、早口で話し、全体像を大切にします。思い浮かんでいる映像が切り替わると話しも変わりますので、話しが飛んだりします。頭の回転が速く、せっかちな方が多いです。

コミュニケーションタイプ覚優位な方は主に耳からの情報で理解します。耳を傾けて聴こうとし、雑音を気にします。論理的に段階を追って長い文章を淡々と話します。理論的に話を理解しますし、言葉を大事にしますし、話し手の声のトーンや大きさなどを気にします。

感覚優位な方は体験や感覚などで理解するのが得意です。感覚に訴える話を好み、身体の感覚を感じて言語化するので、反応や言葉にするのが遅くなります。感覚的な言葉を多く使って、ゆっくりと擬音などを交えながら話します。見た目よりも肌触りを大切にします。

このような特徴がありますので、相手に合わせたコミュニケーションが必要になってきます。私たちはどうしても自分の優位感覚で話をしていますので、相手に伝わらないことがあっても不思議ではないです。

例えば、視覚優位の方に伝える時は全体像から話しをして、映像が浮かびやすいように表現していきます。

図やグラフなどを見せていくとなおさら伝わりやすいです。ちょっと早口を意識してみます。

聴覚優位の方に伝える時は論理的に順を追って話をしていきます。

言葉に意識をし、言葉の意味を互いに確認するとなおさら伝わりやすくなります。

静かな場所を選び、声の高さなどを意識していきます。

体感覚優位の方に伝える時は「腑に落ちる」ように感覚に訴える言葉や話をしていきます。

体験談を話ししたり、ロールプレイをしたり、実際にものを触ったりするとなおさら伝わりやすくなります。

どの感覚にも優劣はありません。

自分の感覚だけでコミュニケーションをはからず、相手の感覚にちょっと合わせることでよりコミュニケーションがしやすくなり、関係性が深まりますね。

ちょっとタイプによるコミュニケーションを意識してみませんか?またこれまでと違ったカタチでのコミュニケーション展開がもたらされることと思います。

メンタルヘルス講座 担当 福田美智江でした。

福田美智江

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