子どもの叱り方

子どもの上手な叱り方

上手く子どもを叱れない。叱っても言うことを聞いてくれないと言うお母さん必見

お母さん力講座5回目は、「子どもの上手な叱り方」です。ひと口に「子どもの上手な叱り方」というと「そんな都合の良い方法なんてあるの?」と眉唾的に受け取られる方も少なくないと思います。前回の「信頼関係を強くする」の中でお伝えした「ラポール」を意識するとどうでしょう。

もしまだ、前回の記事をお読みでない場合は、本文をお読み頂く前に、ぜひ前回の記事をご覧ください。そうすると「子どもの上手な叱り方」は「ラポールがある状態で叱る」ということだとお気付き頂けるかと思います。

では、詳しくそのラポールのある状態で叱るということを解説していきたいと思います。

子どもの上手な叱り方お母さん力講座1回目の「子どもを本当に理解するとは」で紹介した母との体験で、「きっと母が私の話を丁寧に最後まで聞いていたら、反発することなく、ダメを素直に聞いていたように思います。」と述べました。

皆さんも子どもの時、本心では「やっぱり許されないよね。」とか「あ~~私が悪かった!」と思いながらも、やりたいことを許可されなかったり、叱られたりした時にとても反発を覚えたり、反発をしてしまった経験はありませんか?

逆に許可されなかったことや、叱られたことを素直に受け入れた時もあったと思います。

同じ様に許可されない、叱られると言う嫌な思いをする事であっても、自分がその後起こす言動に違いが出てくるのはどうしてでしょう?

前回のお母さん力講座をお読みの方はもうおわかりですね。それは、親子間、または、相手との間にラポールがあるかないかの違いになります。(ラポールの詳しい説明は「信頼関係を強くするには」をご参照ください)

手との間に親密感、信頼感があるなかで、自分にとって少し「痛い」ことを言われても、それは信頼をしている人から言われることであるので、素直に受け入れる気持ちになります。多少、受け入れるまで時間がかかる場合もあります。

先程、「きっと母が私の話を丁寧に最後まで聞いていたら、反発することなく、ダメを素直に聞いていたように思います。」と述べました。つまり、最後まで話しを聞くことによって、母は私の話を聞いてくれていると言う安心感が出来上がり、お互いの間に安心・安全な環境が出来上がり、ラポールが形成されていたでしょう。

母が私の話を受け入れなくても受け止めていることで私は安心をしたでしょう。

それにより「ダメ」は素直に聞き入れたと思います。

このように「話を聞く」ことや先の講座で述べた「承認」や「共感」もラポールへとつながっていきます。

そして、とても大切になるのは姿勢、表情や声のトーンや大きさです。

冒頭でお伝えした「同じ様に許可されない、叱られると言う嫌な思いをする事であっても、自分がその後起こす言動に違いが」出た時、親や相手はどのような姿勢、表情や声であったかを思いだしてください。

違いがおわかりになりましたでしょう。

威圧感を感じた姿勢、表情や声か、威圧感を感じなかったものの違いがわかると思います。

どもの視線になるべく高さを合わせ、姿勢も同じ様に合わせることで「共感」が生まれます。できるだけ子どもと同じように立ったり、深く座ったり、浅く座ったり、手や足の組み方などを合わせるように意識します。話し方も子どもに合わせるようにします。早口で話しているようでしたら、少し早口で、遅く話しているようでしたら、少し遅めに、高い声でしたら、少し高い声で、低い声でしたら少し低い声で、話すように意識します。

表情も意識をします。これらによって、「共に同じ」で安心と子どもの無意識は感じ、ラポールが生まれます。

ラポールのある状態、安心・安全の環境ですと、子どもも素直に物事を受け入れやすくなります。自分にとって叱られると言う「痛み」であっても、ラポールでつながっている親の言うことですので、それを吸収して成長へとつなげていくパワーが湧いてきます。

そして、最も大事なのは、親は子どもをコントロールするために叱るのではなく、いかに子どもが自立・自律していくために叱ることだと常に意識することです。

どうぞラポールを土台に、お子様の成長を促す叱りを意識してください。

お母さん講座 担当 福田美智江でした。

福田美智江

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