どこに焦点をあてるか

お母さん力講座第7回目は「どこに焦点をあてるか?」です。

前回の講座は「考える習慣をつけるには」いかに‘相手のための質問’をするかをお届けしました。

皆さん、質問を実施なさってどのような気づきや変化がありましたか?

皆さんの率直なご意見や実施なさってのご感想をお問い合わせから頂けることで、私への「エネルギーの注入」になります(笑)。

どうぞ「お問い合わせ」をご利用ください。誠心誠意こめてお答えしたいと思います。

お問い合せ


さて、‘相手のための質問’にはその質問が「どこに焦点をあてる」かがとても重要になります。

次の質問を読んで、しばらく(1分程)答えを考えてみてください

「あなたはこの1週間でどんな嫌な、つらいことがありましたか?」

できるだけ多くの回答をしてみてください。

きっと、暑かった日々や、人から言われたことや、やろうと思っていたができなかったことや、思い通りに行かなかったことや、身体の不調や、夏休みでの子どものダラダラさやパートナーとのいざこざ、などを思い出したのではないかと思います。(この記事は7月28日に公開されました)

【重要】では、次の質問を読む前に背伸びをするとか、ちょっとその場で身体を動かしてください。

 こちらの質問もしばらく(1分程)答えを考えてみてください。

「あなたはこの1週間でどんな楽しい、おもしろいことがありましたか?」

できるだけ多くの回答をしてみてください。

きっと、楽しい場面や、旅行に出かけたことや、笑っている顔や、ワクワクした出来事や、おもしろい番組・映画・本や、美味しかった料理や語らいや、リラックスした場面、などを思い出したのではないかと思います。

うですか!質問によって思いだされることが違ってきますね。私たち誰しもがさまざまな体験をしています。その多くの体験によって、楽しいと感じたり嫌だと感じたりしていることが多いのではないかと思います。

程度にもよりますが、そしてどこに焦点をあてて聞かれるか(質問されるか)によって、私たちの脳はその聞かれたことの答えを一所懸命探します

脳にとってはわからない、「空白」になることがとても不安で怖いからです。その「空白」を埋めようと脳に蓄積しているデーター(記憶)を探し、埋めます。(「空白の原則」)

そして、脳のもう一つの特徴として、「焦点化の原則」があります。

私たちの脳は、意識は、2つ以上のことに焦点をあてることが苦手です。

悲しい気持ちの時に嬉しい記憶は思いだしにくいし、怒っている時におもしろかった記憶は思い出しにくいです。(メンタルヘルス講座の「焦点のあて方」をご参照ください)

上記2つの質問はそれぞれ違う焦点への質問でした。

ですから、最初の質問の時は嫌な、つらい出来事を探し続け、楽しい、おもしろい出来事は思い出しにくかったでしょうし、2つ目の質問の時には、その逆だったのではないでしょうか。

日頃あなたはどこに焦点をあててお子様に質問をしていますか?

あなたがお子さんへしているご質問は、どっち?

「あなたはどの教科が苦手なの?」 vs  「あなたはどの教科が得意なの?」
「今日はどんなことで叱られた?」 vs 「今日はどんなことで褒められた?」
「どんなことをしなくてはいけない?」 vs 「どんなことをやりたい?」

例えば、365日間どちらか上記の一方の質問を問い続けられるだけでも、逆の一方を問い続けられた子どもより思考の仕方が変わってくるでしょう。

お子様に、どこに焦点をあててもらいたいかを意識して、‘相手のための質問’を投げかけるのはとても大事ですね。そして、親がどこに焦点をあてているのかを意識するのがもっと大事でしょう。

福田美智江

福田美智江プロフィール

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