無添加化粧品の正体

3種類あるお肌に優しいコスメ。無添加・ナチュラル・オガニック化粧品の違い

スキンケア製品の安全性について考えたことがある、という方なら無添加化粧品・ナチュラルコスメ(自然派化粧品)・オーガニック化粧品のうちどれか1つは「使ってみたいな〜」と検討されたことがあるかもしれません。

キレイになりたいし、効くコスメが欲しいけど、できるだけ安全で肌に負担の少ないものを選びたいというのは、女性の共通した思いですよね。

スキンケア製品に関わらず「天然原料でできた安全性の高いものを」という意識は、年々高まってきています。

本では、1900年後半に西洋の自然療法のひとつ「アロマテラピー」が浸透してきて、植物のもつ癒しの力が再注目され始めました。そして2000年以降のエコ、ロハスブームにのっとって、「地球にも人にも優しく、より安全なものをコスメでも使いたい」という流れが強くなり、海外から多くのナチュラル・オーガニックコスメが入ってくるようになり、それに伴って規制緩和が行なわれたり、またその逆で法整備が追いついていないという歴史的な背景がございます。

今日では「自然の力」「肌への安全性」を謳ったスキンケア製品は、国産、海外産のもの問わずとてもたくさんあります。

今まで使ってきたスキンケアから、何か自然派のものに切り替えてみたいけど「何を基準に選んだらいいのかよくわからない…」といったお声もよく聞きます。

「無添加」も「ナチュラル」も「オーガニック」も、どの言葉もなんとなくお肌に良さそうだけど、どこがどう違うのかは一見わかりにくかったりするものです。

そこで今回は、スキンケア選びにおいてよく混乱されがちな、「無添加化粧品」「ナチュラルコスメ(自然派化粧品)」「オーガニックコスメ」について、それぞれの違いと、ポイントとなる選び方についてご紹介していきたいと思います。

無添加化粧品とは

  無添加化粧品とは

ずは国産のスキンケアブランドでよく見かける「無添加化粧品」から見ていきたいと思います。この「無添加」というフレーズは、シャンプー、ボディソープ、石鹸などでも使われていて、結構あちこちで目につきますね。

私自身も「これは無添加化粧品ですか?」というご質問をよく耳にします。

「無添加」と書いてあると、「化学的に合成された添加物が全く入っていない安全なもの」という印象を受けますよね。

しかし、実際は「何が」無添加なのでしょうか?

ここでまず知っておいていただきたいのは「無添加」と書いてあるからといって、「全ての添加物が入っていないわけではない」ということです。

日本では2001年に化粧品全成分のラベル表記が義務付けられる以前は、「102種類の表記指定成分」だけは必ずラベルに表記すること、という決まりがありました。

その102の指定成分とは「アレルギーなどの肌トラブルを起こす可能性がある」と国によって判断された成分のことです。

102指定成分の中には、いろんな種類の防腐剤や着色料、界面活性剤などが上げられています。

現在の薬事法では、パッケージに「無添加」と表記するにあたっての明確なボーダーラインはありません。(2014年7月28日現在)

ということは、102指定成分のうちどれか一つでも添加されていなければ「無添加化粧品」と呼ぶことができるのです。

分かりやすく言いますと、次のようになります。

無添加化粧品の正体

  • 着色料と香料は無添加だけど合成界面活性剤は入っている
  • 防腐剤は無添加だけど強いアルコールは入っている

これらは双方ともに無添加化粧品として表記できてしまう。

無添加化粧品とは、基本的に「102の指定成分のうちいくつかは添加していませんよ」というスキンケア製品のことだと捉えていただいてもよいでしょう。

無添加化粧品を選ぶ際に大切なことは、「無添加=添加物が全く入っていないわけではない」ということを理解した上で「何が無添加なのか?」をしっかり確認すること。

そして「自分が避けたい成分、過去にアレルギーや肌トラブルを起こしたことのある指定成分が入っていないか?」に特に気をつけて選ぶように心がけてください。

それでは、多少長くなりましたので「ナチュラルコスメ(自然派化粧品)」と「オーガニックコスメ」に関しては、次回ご紹介したいと思います。

ナチュラルコスメとオーガニックコスメとは

ステキなスキンケアを実戦して頂き健康的で美しいお肌を手に入れてください。

スキンケア担当、岩永麻樹子でした。

岩永麻樹子

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