紫外線対策してますか

日焼け止め選びの基本

暖かな太陽の光りって、とても気持ちがいいものですよね。

朝起きて体に太陽の光を浴びることは交感神経を刺激し、一日を元気に過ごす活力を与えてくれます。

体も心も元気にしてくれる、とてもありがたい太陽の光りですが、そんな太陽光に含まれる紫外線は美容の天敵でもあります!

本のスキンケアでは「美白」に対する意識が高い割に、なぜか「紫外線対策」に関する意識は低く、紫外線ケアにおいては欧米諸国に少し遅れをとってきました。お肌の老化原因の70%は紫外線を浴びたことによる「光老化」といわれています。

紫外線の浴び過ぎは、お肌に日焼けやシミを引き起こすだけでなく、炎症や深いシワ、色素沈着など深刻なダメージを与えかねません。

母子手帳に記載された赤ちゃんの日光浴に関する勧めが訂正されたり、ヘアスプレーやリップクリームにも紫外線防止効果のある製品が増えてきたりと、ここ近年でようやく紫外線に対する管理意識が高まってきたように感じます。

「光老化」を防ぐ一番の方法は、もちろん紫外線を浴びないこと。

今回は、お肌に影響を与える紫外線の種類と、対策アイテムとして欠かせない「サンスクリーン」の選び方について書いてみたいと思います。

 「SPFとは」SPFの数値が高いと日焼け効果が高い?

ず、「サンスクリーン(日焼け止め)」を選ぶ際に必ずポイントとして出てくるのが「SPF」(SunProtectionFactor)の数値ですね。だいたいSPF5くらいからSPF50の間の数値で記載されています。この「SPF」というのは、紫外線のうち「UVB波」を防ぐ効果のことを表します。

「UVB波」とは日中の晴れた日にジリジリと肌に焼け付くような感じを覚える、いわゆる「日焼け」をおこす種類の紫外線こと。

「UVB波」は表皮と真皮の境目にある細胞メラノサイトに「メラニン」を作らせて肌を黒くします。また、浴び過ぎると皮膚に火傷のような痛みを伴う炎症を起こします。

「SPF」は現在50が上限とされていますが、この数値が高ければ高いほど効果が高いかと言われると一概にそうというわけではありません。

「SPF」の数値は肌がUVB波を浴び始めてから、日焼けを起こすまでの時間の長さを表します。

一般的に「SPFの数値×20分」の連続日照時間中お肌を守るとされています。

ですので、SPF20のサンスクリーンの効果は約6時間、SPF50のサンスクリーンの効果は約16時間続くということになります。

「SPF」の数値は効果の高さというよりも「UVB波から肌を守る時間の長さ」。数値が高いほど肌への密着度は高くなるので、肌への負担も大きくなります

 「PAとは」SPFと混同したりしていませんか

そしてもう一つ、サンスクリーン(日焼け止め)を選ぶ際に必ず目にするのはSPFの横か下に連記されている「PA」(ProtectionGradeofUVA)の表示です。

「PA」は紫外線のうち「UVA波」をカットする指数を表します。PA+~PA++++の表示があります。

「PA」の場合「+」の数で表されているのは、肌を守る時間の長さではなく「効果の高さ」です。

こちらは明確な数値で表されるわけではありませんが、「+」の数に比例して
「+」・・・・効果あり
「++」・・・・かなり効果あり
「+++」・・・・非常に効果あり
「++++」・・・・極めて高い効果あり
という表現になります。

光老化で怖いのは実はUVB波よりこちらの「UVA波」です。

「UVA波」はB波のように肌に焼け付くような感覚がないため、あまり浴びていることを自覚できません。

そして、真夏の晴天日に一番多く冬は少なくなるB波に比べて、こちらの「UVA波」は年間通してほとんど量が変わりません

そしてなんと曇の日でも降り注いでおり、日傘や窓ガラスも突き抜けてきます。

比較的肌の浅い部分に影響を与えるB波に対して「UVA波」は真皮のコラーゲン層を直接破壊します。深いシワ、たるみの原因を作り出す光老化の犯人であり、お肌のサイレントキラーです。

サンスクリーン選びの際にはSPFだけでなく、こちらの「PA」効果がちゃんと入っているかどうかもしっかりチェックするようにしましょう。

 「散乱剤」と「吸収剤」

そして日焼け止め製品は、「紫外線散乱剤」という種類のものと「紫外線吸収剤」という種類のものの二つに分けられます。

「紫外線散乱剤」タイプは、ただ物理的に紫外線を反射させて肌を守るというもの。

一方「紫外線吸収剤」は、一旦肌に紫外線を吸収させた上で、化学的分子変換によってダメージをなくして肌を守るというメカニズムをとります。

一般的に「紫外線散乱剤」の製品の方が、塗った時に白浮きしやすく、べたつく感じのものが多く、「紫外線吸収剤」の製品の方が、さらっとして肌なじみがよく、なめらかなテクスチャーの製品が多いです。

しかし「紫外線吸収剤」には、旧指定成分に含まれる成分が配合されている場合もあり、人によっては肌にアレルギー反応を起こしてしまう方もおられます。

気持ちよく使えるテクスチャーも大切ですが、お肌が敏感な方はできるだけ「紫外線散乱剤」の方のサンスクリーン製品を選ぶようにしましょう

「散乱剤」か「吸収剤」かは、裏の成分名で見分けることもできますが、「吸収剤」を使っていない製品にはだいたいパッケージに「紫外線吸収剤不使用」と表記されていることが多いのでわかりやすいでしょう。

て、今回はお肌に影響を与える紫外線の種類も含め、日焼け止め選びの基本について見てまいりました。どうしても紫外線を意識するのは夏だけになってしまうという方もおられるかもしれませんが、「紫外線対策」は年間通して行っていただきたい日常のケアです。「暑い」「焼けている」という体感が伴わない冬でも、私たちの肌は紫外線の影響を受けています。

日常使いのサンスクリーンであればSPFは「20」PAは「++」の数値までで充分な効果を発揮してくれます。

それ以上の数値のものは海水浴やレジャー時にだけ限定して使うようにしましょう。

自分の肌に合っていて、できるだけ肌に負担をかけないサンスクリーンをデイリーにきちんと使うのが一番の光老化対策です。

日焼け止めにはプラスαで美容成分の付加されたものがありますが、その場合は紫外線による直接的な「酸化」や「乾燥」のダメージに対応するために、「抗酸化成分」と「保湿成分」が入っているものを選ぶのをお勧めします。

太陽の恩恵は受けながらも紫外線はちゃんと防いで、若々しいお肌を保ちたいですね!

自分のお肌とに合ったサンスクリーンを選んで、上手に付き合っていきましょう。

ステキなスキンケアを実戦して頂き健康的で美しいお肌を手に入れてください。

スキンケア担当、岩永麻樹子でした。

岩永麻樹子

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